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三州瓦豆辞典
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ま〜も


◆曲り瓦(まがりがわら)
大棟が直角に曲がるところに使うもので、冠瓦用のものが作られている。

◆窓瓦(まどがわら)
屋根に天窓を開けたり、煙突用の穴を開けたりするのに用いる瓦。2枚で一つの天窓を構成するものから、20枚相当の部分を構成する、14枚からなる大きな天窓瓦まである。

◆招き屋根(まねきやね)
切妻屋根の一方を流れを長く、他方を短くした屋根。

◆丸覆袖瓦(まるおいそでがわら)
切妻屋根の破風部分に用いられる瓦で、この袖瓦の隣の桟瓦との間に紐丸瓦を置いてつなげる場合に使われるのが丸覆袖瓦である。紐丸瓦が載せられるので、重ねしろ用の切込みがないのが特徴である。

◆丸瓦(まる がわら)
本葺型の瓦は平瓦と丸瓦との組合せで葺かれる。丸瓦は古くは男瓦、牡瓦(おがわら)と呼ばれた。男瓦という呼び方は沖縄の赤瓦で今でも使われている。
また和型の袖瓦と桟瓦をつなぐのに使う瓦は、紐丸瓦と呼ばれている。この紐丸瓦と区別するために素丸ともいう。しかし一般に丸瓦というと素丸を指している。
丸瓦は胴と玉縁(たまぶち)とから構成される。玉縁側が水上に置かれ、この部分が胴の部分を重ねて葺く。丸瓦の寸法は胴の長さで呼ぶ。

◆丸瓦(まるがわら)
棟の最上部に載せられる瓦で、棟瓦の種類の一つである。棟瓦そのものも冠瓦と呼ぶ場合もあるが、棟瓦のうち比較的平たいものを伏間瓦(ふすまがわら)、丸形や山形になった背の高いものを冠瓦と呼ぶ。このうち丸桟冠瓦の瓦の形状は丸くなっており、単に丸瓦と呼ばれることがある。

◆丸止め瓦(まるどめがわら)
和形の棟で、鬼瓦を使わない場合に用いられる丸瓦の端の部分を覆う瓦で、丸瓦を冠瓦と呼ぶこともあるが、この場合は冠止瓦ともいう。

◆廻隅(まわりすみ)
寄棟や入母屋の隅の軒先に使われる瓦を隅瓦(すみがわら)と呼んでいるが、いくつかの部分に分けたものを切隅(きりすみ)、一体になった瓦を廻隅という。廻隅はとんびとも呼ばれる。

◆マンサード屋根(まんさーどやね)
フランスの建築家マンサールが考案した屋根で、腰折屋根とも訳されているが、腰折屋根は切妻であるのに対して、マンサード屋根は寄棟屋根の勾配が2段になったもの。
ちなみに腰折屋根はギャンブラル屋根という。辞書でギャンブラル屋根は駒形切妻屋根と訳されている。
マンサールは17世紀フランスの建築家でバロック様式を克服してフランス古典主義の建築様式を確立した。
マンサード屋根は屋根裏部屋を広くするためのもので、屋根裏部屋を囲んで窓のある側面を急傾斜させ、その上に緩傾斜の屋根を載せたものである。

◆万十軒瓦(まんじゅうのきがわら)
軒先に使用する瓦を軒先瓦、軒瓦と呼ぶ。このうち桟の先に小巴付けたものを万十軒瓦と呼ぶ。小巴の形が饅頭に似ていることから付けられたが、字が難しいことから万十という字が当てられている。

◆水糸(みずいと)
瓦の通り足をまっすぐに葺いたり、袖瓦の下端を揃えるなどのために用いる糸。

◆三つ又瓦(みつまたがわら)
大棟と二つの隅棟との接合部に使うもので、冠瓦用のものが作られている。

◆起り屋根(むくりやね)
弓状に流れの中央部分が膨らんだ屋根で、関西の民家や住宅などで使われている。

◆棟瓦(むねがわら)
棟の最上部に載せられる瓦で、伏間瓦(ふすまがわら)、雁振瓦(がんぶりがわら)、冠瓦(かんむりがわら)とも呼ばれる。
棟瓦のうち比較的平たいものを伏間瓦、丸形や山形になった背の高いものを冠瓦と呼ぶ場合が多い。
棟瓦の重なる部分を桟と呼んでいるが、桟の形状から、丸桟伏間、角桟伏間瓦、丸桟冠瓦、角桟冠瓦などがある。また冠瓦は丸い形状のもの単に冠瓦、三角形のものは三角冠瓦角形のものは箱冠瓦(はこかんむりがわら)と呼ばれている。

◆棟止瓦(むねどめがわら)
棟の端に鬼瓦を使わない場合に用いる瓦を、棟止瓦という。丸瓦の丸止瓦が一般的であるが、伏間瓦用の伏間止瓦、三角冠用の三角冠止瓦などがある。

◆牝瓦(めがわら)
本葺型の丸瓦は古くは男瓦、牡瓦(おがわら)と呼ばれ、平瓦は女瓦、牝瓦(めがわら)と呼ばれた。女瓦、男瓦という呼び方は沖縄の赤瓦で今でも使われている。

◆面土瓦(めんどがわら)
瓦を葺いた場合にできる隙間を埋める瓦を面土瓦という。本葺瓦の平瓦と棟との隙間を埋めるのが、蟹面土で、和形瓦の桟瓦と棟との隙間を埋めるのが、櫛面土である。これらはどちらもその形状からきている。

◆面土小ごて(めんどこごて)
棟瓦と桟瓦の間の土の部分を、漆喰で塗りあげるのに用いる工具で、棟の荒木田土を落とさず、外見をよく見せるために使う。

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