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や〜わ


◆役瓦(やくがわら)
軒瓦、袖瓦など特殊な部分を葺く瓦を役瓦という。また役物(やくもの)、道具物(どうぐもの)とも呼ぶことがある。役瓦に対して一般の部分を葺く瓦を地瓦という。

◆役物(やくもの)
役瓦のこと。役物の場合、瓦だけでなく建築では一般に使われている。特殊なもののことを役物という。

◆屋根(やね)
雨露などを防ぐために建物の最上部に設けた覆い。屋根にはその形状から、切妻屋根、半切妻屋根、寄棟屋根、方形屋根、入母屋屋根、越屋根、片流れ屋根、陸屋根などがある。

◆屋根勾配(やねこうばい)
屋根面と水平面のなす角で、その表示方法にはつぎのようなものがある。現在では(1)の表示方法が最も多く使われている。
(1)4.5/10勾配
底辺10に対して垂線4.5の勾配。
(2)4.5cm勾配
底辺10cmに対して垂線4.5cmの勾配。
(3)4寸5分勾配
底辺1尺に対して垂線4.5寸の勾配。

◆屋根面積(やねめんせき)
勾配に応じた屋根の面積で、屋根坪、屋根面坪ともいう。屋根工事で坪いくらといった場合、この屋根面積当りの単価である。

◆釉薬(ゆうやく)
素焼の陶磁器や瓦の素地の表面にかけて光沢を出し表面を滑らかにするためのガラス質のもの。うわぐすりともいう。釉薬にはせっ器質の粘土に合った長石を主体とした高温用のものと、一般瓦粘土に合った珪石を主体とした低温用のものとがある。

◆釉薬瓦(ゆうやくがわら)
いぶし瓦に並ぶ代表的な瓦。乾燥工程の後、ガラス質のうわ薬である釉薬を施す事からこの名がある。 成型・乾燥させた素地(しらじ)に釉薬をかけ、乾燥させた後に焼成させたもの。赤褐色、青緑色、うぐいす色などさまざまな色を出すことができる。

◆雪止桟瓦(ゆきどめさんがわら)
雪がそのまま滑り落ちて、建物周辺に被害が出ないよう、雪止めを付けた桟瓦で、雪止めの形には、桟の上に突起を付けた駒型と谷の部分に付けた輪型などがある。

◆寄棟屋根(よせむねやね)
4つの流れを組み合わせた屋根で、大棟の両端から四隅に降棟が降りている屋根。切妻屋根に比べてやわらかなイメージを与える。

◆琉球瓦(りゅうきゅうがわら)
沖縄の赤瓦か琉球瓦とも呼ばれている。平瓦に当たる女瓦の上に丸瓦に相当する男瓦を載せ、その継目を白の漆喰で塗り固めたものである。赤と白のコントラストのある屋根は沖縄的町並みを作り出している。
琉球瓦は現在では那覇市北部の西原町や与那原町周辺で製造されている。戦後に100社を超えた瓦メーカーは現在では8社にまで減少している。
沖縄の瓦メーカーでは伝統的な赤瓦だけでなくS型瓦も生産されている。これはスパニッシュ瓦をベースにした本土のS型瓦と違って、沖縄の赤瓦の男瓦と女瓦を一体化させたものである。S型瓦はRC住宅などの屋根にも使われている。

◆ローソク桟瓦(ろーそくさんがわら)
平瓦と丸瓦を一体化させた瓦で、桟瓦のもっとも古い時代の瓦で、1600年代に登場している。ローソク桟瓦は上下で重ね合わせるため、平瓦に付けられた丸瓦部分は下が大きく上を小さくなっている。ローソク桟瓦と呼ばれるのもこの上下の大きさの違う円形の丸瓦部分からきている。
平瓦と丸瓦による本瓦葺きは、重量がありそれを支える建築にもそれなりの配慮が求められた。そのため瓦葺きができる建物には制約が出てくる。こうした問題を解決するために出てきたのが、平瓦と丸瓦を一体化させるといったアイデアである。
初期のローソク桟瓦は、京都の大徳寺の東司(便所)や大光寺正受院表門などに遺されている。

◆和形瓦(わがたかわら)
日本瓦として伝統的に使われてきた瓦をJIS規格で和形瓦と呼ぶことにしている。瓦にはこのほか本葺き形、S形、スパニッシュ形、フランス形あるいは、これらの改良したもの、さらに新しく開発された形の瓦もあるが、JISで定められているのは、和形とS形の二つである。

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