その結果屋根材の表面温度は高い順に、
(1)化粧スレート
(2)三州瓦F形
(3)三州瓦J形
となり、「三州瓦の涼しさ」がデータで実証されました。また、野地板内の表面温度も同じ順位でした。
実験報告書では、「化粧スレートと三州瓦との間にこれだけの差が生じるのは、
やはり瓦という大きな熱容量を持つ材料特性によって、結果的に遮熱効果が得られている」と指摘しています。 |
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冬季の 熱環境比較テストも夏季と同じ屋根材の比較で行われ、
小屋裏から屋根材を通ってどのくらいの熱損失が発生するか測定されました。
その結果、冬季に屋根材の表面温度がもっとも高かったのは、化粧スレート、というデータが得られました。
これは、室内側の熱がもっとも外部に逃げているのが化粧スレートであることを示していると考えられます。
その逆に、瓦屋根は熱を外に逃がしにくく、「瓦は冬も暖かい」という経験知が裏付けられたことになります。 |