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私の住んでいる地域は日本海側の豪雪地帯なので、瓦屋根にすることにためらいがあります。雪に強い瓦屋根というのはあるのでしょうか。
積雪地域で求められる屋根の機能には、次のようなものがあります。
雪による凍結を防ぐ
屋根からの落雪を防止する
雪による瓦のズレや割れを防ぐ
雪の吹き込みを防ぐ
寒冷地の屋根材は、凍結と融解による損壊に強い品質が必要です。三州瓦は粘土瓦のJIS で定められた耐凍害試験(水中に24時間以上浸して吸水させた後、−20度で8時間以上凍結)や凍結融解試験(凍結融解を繰り返す試験)を実施した結果、ひび割れ、剥離は認められず、確かな耐寒性能が実証されています。(
「三州瓦の性能:耐寒性能」[■HP]
)
施工では、雪の場合も基本的には地震や強風対策と共通で、「屋根を強くする工法」が必要です。こうした基本の上に、地域の気候風土の違いによって、様々な工夫がされています。落雪を防ぐために雪止瓦や雪止金具を使う。雪の吹き込み対策として、軒下を深くしたり、袖瓦にメタルをかませたり。吹き込みよりも雪の重みを軽減するために、軒下を浅くする工法を採用するなど、その土地によって多種多様です。したがって、瓦屋根をご希望の場合は、地域で独自のすぐれた技術を蓄積してきた地元の信頼できる屋根工事店にご相談されるのが一番でしょう。
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