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実家(築50年以上)の屋根修理工事を行うようある業者からすすめられています。ラバーロック工法による耐震対策と修理です。総費用は200万円強です。ところが地元の工務店には10万円程度でできる工事だといわれました。ラバーロック工法って何ですか。
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ラバーロック工法というのは、一言でいえば、一枚一枚の瓦同士を接着剤でくっつけて、地震や台風のような外力が加わった時に、瓦のズレを無くしてしまう工法です。瓦のズレが無くなるという点では、たしかに施工直後は効果がありますが、良いことばかりではありません。一つには時間が経つにつれて劣化が起こることです。接着部分にヒビが入り、そこから雨水が毛細管現象で屋根裏に入り、家の構造材を痛めたり、雨漏りの原因になったりすることがあるからです。また、接着剤にホコリやドロが付着して、その部分だけが黒ずんで来て、明るい色の瓦の場合など、著しく美観を損ねます。さらに、瓦が1枚でも割れた場合、その瓦だけを交換するわけにもいきません。
費用については、訪問販売業者の中には、法外な価格をつけている所がありますので要注意です。総費用200万円といえば、普通の民家であれば、全部の瓦屋根の葺き替えができる金額ですので、あまり急がないで対応して下さい。詳細な工事内容が判らないので断言はできませんが、当方の調査によれば、地元の工務店のいい分に利があるように思えます。
一般社団法人全日本瓦工事業連盟(全瓦連)[■HP]に加盟している工事店に相談されるといいでしょう。全瓦連は、全国で約2,800の専門業者が加盟している内閣府所管の一般社団法人で信頼できる全国組織です。都道府県ごとに組合事務所(全国47団体)[■HP]があり、公式サイトではお近くの加盟店を探すこともできますので、電話などで直接お尋ねください。
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