瓦屋根の家は、耐久性があって美しいのはよく分かりますが、スレートや金属系に比べ高くつくといわれました。メーカーとしてどのようにお考えですか。率直なところを教えてください。 | |
これは、屋根の価格を最終的にどのように考えるかの問題です。屋根は、一日で消費する生鮮食料品などと違って、非常に息の長い「耐久商品」です。瓦屋根の商品の寿命は、ふつう30年といわれていますので、それを基準に考えると、その価格の中に次のようなものが含まれているのが分かります。
瓦屋根は高いというご指摘は、おそらく上記の内の【1】イニシャルコストだけを比較しているものと考えられます。瓦屋根は、金属系やスレートの屋根に比べイニシャルコストは割高(10%〜20%程度)になりますが、【2】メンテナンス費、【3】エネルギー費については、断然他の屋根材を引き離し、商品寿命である30年の合計の差し引きでは、むしろ「安価な耐久商品」となります。私たちメーカーは、他の屋根に比べ、瓦屋根を「安い」と考えています。 |
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